福寿会館の「創作菓子展」と「くつろぎのひな祭り」に行ってきました
先日訪ねた「福寿会館」で、春恒例の「創作菓子展」が開かれていたので、
再訪してみました。
前回行った時の記事はこちら。
当日、会場でいただいたパンフレットと、お茶券。
福山市を中心に、備後エリアの和洋菓子店やパン店で結成された
「広島県東部菓子工業組合」の主催のようです。
「勉強堂」とか「虎屋」とか、福山市民にはおなじみの名店が名を連ねています。
今回は、組合企業の中から7店が参加して、それぞれ福山の風物などをテーマにした
創作和菓子を展示。
その中からお気に入りのお菓子1点を選び、会館内の和室で開かれているお茶席で、
お抹茶とともに味わえる、という、甘い物好きにはたまらない企画です。
以前、平日に訪ねた時は、あまり人がいなかった福寿会館ですが、
当日は大勢の人がつめかけていました。
大座敷には、主に昭和期のお雛様がずらりと展示されていました。
時代とともに、お雛様の顔つきが少しずつ変化していく様子が興味深かったです。
お茶席は10時スタートということだったので、11時ころに会場に着いたのですが、すでに長蛇の列ができていました。
長い渡り廊下に、人、人、人、、、、。
お菓子の中には、すでに「品切れ」になっているものもあり、
ああ、もっと早く来れば、、と思ったりしました。
渡り廊下からは、見事な日本庭園と、福山城の借景が眺められ、
待ち時間も退屈しませんでした。
並ぶこと30分。
ようやくお茶席に通されて、最初に選んでおいたお菓子が届きました。
これ。春らしくてきれいでしょう? 銘もあったんですが、失念してしまいました。
食べるのがもったいない美しさです。
一足先に、春を味わうことができました。
喫茶店「ぶどうの木」(入船町)
以前から気になっていた喫茶店「ぶどうの木」。
お店の入り口を覆うように、ブドウの木(だと思う・・)が植えられていました。
今は冬なので裸木ですが、春以降はきっと緑がきれいなんだと思います。
店内は、クラシックが静かに流れる、落ち着いた雰囲気。
常連っぽい人もちらほらいましたが、会話少なめで、とても静かです。
今回は、ケーキセットをいただきました。
コーヒーはサイフォンで淹れたもので、いい香り。
店主の方が、テーブルでカップに注いでくださいました。
新聞や雑誌も置いてあり、くつろげます。
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フィリピン料理レストラン「インカウンター フィリピーナ」(手城町)
国道2号線沿い、手城町にあるフィリピン料理レストランに行ってきました。
こちらが公式サイト。
フィリピンレストランIn Counter Filipinaインカウンターフィリピーナ | 福山市のフィリピンレストラン インカウンターフィリピーナです。
店内にはジュークボックスがあったりして、アメリカのダイナーのような雰囲気(行ったことないけど)。
パメラさんという、フィリピン人女性が切り盛りしておられました。
テーブル席と、カウンター席があり、一人でも大丈夫。
メニューはこんな感じ。
カタカナが多くて、正直どんな料理か想像がつきませんが、
パメラさんに尋ねると、丁寧に教えてくれました。
特に「ランチメニュー」というものはないようですが、ガーリックライスとスープがセットになった定食や、一品料理にライスやスープを組み合わせると良いようです。
今回は、魚料理定食?の「ダイン ナ バンゴス シナガグ」980円をいただきました。
ぱっと見は、アジフライ定食って感じですね。
「バンゴス」という、フィリピンではポピュラーな白身魚をまるごと一匹揚げたもの。
脂っこいのかな・・・と思いましたが、意外と癖がなく、
付属のお酢につけて食べるとさっぱりとしていて、ぺろりと食べられました。
骨ごとバリバリいけます! 塩味も効いてました。
「シナガグ」(ガーリックライス)と、スープ(ネギと玉ねぎ入り)も美味でした。
フィリピン料理は初めてでしたが、大満足。
肉料理も豊富なので、今度は別のメニューも試してみます。
せっかくなので、食後にパメラさん手作りのプリン「レチェプラン」300円をいただきました。すごく濃厚な、硬めのプリンでした。
どれくらい硬めかというと、差し込んだスプーンがそのまま立つくらい(笑)。ほろにがカラメルソースとの組み合わせが良かったです。
美味しいけれど、全体的にちょっと値段が高めかな・・・。
食後のコーヒー(250円)をつけて、お会計は1600円!
ちょっと贅沢なランチになりました。
福山市民、必読! 今井絵美子さん「群青のとき」
昨年末、福山市内の書店の店頭で平積みになっていた歴史小説「群青のとき」を購入しました。主人公は、福山藩主で、幕末に日本を開国に導いた阿部正弘。作者の今井絵美子さんが、福山市出身&在住なのを知って興味が湧き、先日、「ふくやま文学館」で行われたトークショーに行ってきました。
今井さんは、紫色のシックな着物姿で登壇。すっと伸びた背筋と、黒髪のボブカットがとてもチャーミングな方でした。講演には慣れておられる様子で、時折ユーモアを交えた、とても楽しいトークでした。お話の端々からは、文壇や画壇の幅広い人脈も伺えました。
冒頭から、今井さんは「本作は、何より福山の方々にぜひ読んでほしいんです。だって、みなさん福山に住んでいるんですから!」と、本作への並々ならぬ思い入れを語ってくださいました。
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福寿会館で「うずみランチ」
先日、福山城の近くにある「福寿会館」に行ってきました。
切妻屋根のシャープなラインと、洋風の装飾が素敵な洋館です。
古い洋館好きには、たまらない物件です。
坂道を登った先にあるので、最近までまったく知りませんでした。
一階は、「茶処ばら」という喫茶室になっています。
室内はシャンデリアがあり、優雅なティールームといった雰囲気です。
素晴らしいのは、窓から見える日本庭園。
手前の松で隠れていますが、福山城が借景という、贅沢な眺めです。
そして、その日のお目当ては、これ。
福山の郷土料理「うずみごはん」セット(1000円)です。小さな漆塗りのお膳に載って運ばれてきました。
ご飯の中にシーフードや根菜が埋められていて、見た目よりボリュームあります。
食後にコーヒーor紅茶と、ミニケーキがついてます。
「茶処ばら」の詳細は、この看板の通り。
福山らしく、「ローズティー」や「ばらジュース」なんてのもあります。
そういえば、食後のコーヒーカップもバラの模様だったな。
あとで、福寿会館について、いろいろ調べてみました。
福寿会館は、海産物商で財を成した安部和助(あんべわすけ)氏が、昭和初期(本館は1935年(昭和10年)から1937年(昭和12年)頃まで)に建造したもので、建物は本館。西茶室。南茶室。西蔵。東蔵。洋館があり、すべて国の登録有形文化財となっています。
豪商の別荘だったんですね。安部和助さんは、削り節の考案者だそうで、「削節王」の異名を持つ方のようです。
その後、福山通運の創業者・渋谷昇さんが買い取り、のちに福山市に寄贈。
戦災を奇跡的に乗り越えた、素晴らしい来歴を持つ建物。
2/14~3/3には、「くつろぎのひなまつり」が開かれ、
本館の座敷に、たくさんのお雛様が展示されるそうです。
お茶席もあるようなので、行ってみようかな。